日本に来てしばらくして、まだ3歳だった長女エリザを日本の学校に入れました。エリザはいつもよく周りを見ていて、話し始めるのも早く、物事をすぐに覚える子でした。ところが学校に入ると、誰の話も分からず、自分の言葉も伝わらないことに気づきました。それは彼女にとって大きな困難でした。
登校の時間になると、エリザは『行きたくない。あそこでは一人になっちゃう』と言っていました。友達や先生に囲まれていても、本人はそう感じていたのです。それでも担任の先生は、いつも親切で丁寧でした。毎日迎えに行くと、私たちに声をかけてくださいました。
当時、私たちはまだ日本語にとても苦労していましたが、先生は辛抱強く翻訳アプリを使い、何とか伝えようとしてくださいました。ある日、先生から『クリスチャンですか』と聞かれました。私はそうですと答え、キリスト教をご存じなのか尋ねました。日本ではイエスについて聞いたことのある人が少ないと思っていたからです。
先生は、知らなかったけれど、エリザがある名前を何度も歌っていたので、気になって調べてみたのだと話してくださいました。エリザが歌っていたのはイエスのことだったのです。それが、先生にとって初めて福音に触れるきっかけとなりました。

